歯科嫌いさんでも安心!レーザー治療
レーザー治療って?
レーザー治療の基礎情報
患者様にかかる負担をできるだけ少なくしたい、レーザー治療はこんな想いから生まれました。レーザーを患歯・患部に照射し、少ない痛みで大きな効果を得られる治療です。現在ではむし歯や歯周病、歯石除去など幅広い症例に用いられています。下記でレーザーについて紹介します。
レーザーの性質
レーザーは、単一の波長をもつように作られた人工的な光です。波長が単一ということは足並みのそろった秩序正しい波なので、光のエネルギー密度が高く、レーザーをレンズで集光すると、自然光を収束したのに比べ、桁違いにエネルギーが大きくなります。この性質を利用したものが、金属などの溶接、切断のレーザー加工です。
レーザーと生体組織の関係
レーザーと生体組織はパワー密度(W/cm2)の大きさによって、光化学作用などの異なった相互作用を起こします。
光化学作用とは、身近なものを例に挙げるなら植物の光合成があります。この場合、自然光の中の特定の波長の光が細胞内の葉緑素に吸収されて、光合成反応が進みます。
私たちが物を見るときも網膜の視覚細胞内でよく似た現象が起こっています。つまり、光化学作用とは、弱いパワー密度で、組織に損傷を与えず細胞の活性化を促す効果です。
この効果を利用して、臨床で創傷の治癒促進や痛みの緩和が行われています。
歯科への応用
現在、レーザー治療は歯科の世界において、軟組織の切開・切除・凝固などの外科的用途のほか、歯周ポケット内照射、歯石除去、メラニン色素除去、歯周病治療、根管治療、断髄・覆髄法など歯内療法への応用、むし歯予防への応用、歯ぐきの切除やむし歯除去、口内炎、知覚過敏、顎関節症などにも利用されています。
レーザー治療のメリット

こんな症状にも効果的!
■知覚過敏
知覚過敏の原因は様々なものがあります。治療法として、まずEr:YAGレーザーで象牙質の表面を焼き、直接的な原因を取り除きます。その後に知覚過敏の要因の治療に入ります。
特に歯周病で歯ぐきが後退して知覚過敏になった場合、直接の原因となった歯周病は改善されていないので、これ以上歯ぐきが後退させないためにも歯周病の治療は必須になります。

・知覚過敏とは?
歯髄をとりまく象牙質にはとても細かい象牙細管が歯髄からエナメル質に向かって通っています。栄養の補給路であったり歯を形成する役目を担っていますが、この象牙細管が直接歯髄に刺激を伝え瞬間的な痛みが生じるケースがあります。これが一般的に知覚過敏と言われています。
本来、歯ぐきの外の歯は象牙質の外側をエナメル質が覆っています。歯ぐきに埋まった部分はセメント質に覆われています。ですが、力の入れすぎなど、誤った歯磨きによってエナメル質がはがれたり、むし歯や歯周病によって歯ぐきが下がってしまった場合、象牙質は露出してしまいます。象牙質が露出すると刺激が伝わりやすくなり知覚過敏を生じるようになります。
■くさび状欠損の治療
歯のエナメル質とセメント質の境目あたりにできるV字型にえぐれた欠損の事を言います。歯の生えている方向に直行してできることがほとんどのケースで、食べカスやプラークが溜まりやすく、むし歯の原因になったり、知覚過敏の原因になることがあります。笑った時などに見えるため、見た目も悪くなってしまいます。
間違った歯磨きによる磨耗が原因と言われてきましたが、近年では咬合の問題が関係しているのではないか、との意見も出ています。咬み合わせた時に生じる強い力が、歯を破壊し、くさび状欠損となると言われています。放置すると大きなえぐれとなってしまうため早めに治療されることをおすすめします。
こんな症状にも効果的!
Q.レーザー治療は痛くない?
A. 「全く痛くありません」と言うと言い過ぎかもしれませんが、
多くの患者さんたちは「痛くない」と言われます。
そもそも人は光のエネルギーを照射された場合「熱さ」を「痛さ」と感じます。
当院のレーザー装置は、とても大きな光のエネルギーを、
約10000分の数秒という、とても短い時間で、瞬間的に出すことが可能です。
ほんの一瞬照射されるだけなので、熱さ(すなわち痛さ)を感じることなく
「むし歯菌」や「歯周病菌」を一瞬にしてやっつけてしまいます。
補足ですが、レーザーで「熱さ」や「痛さ」を感じないように治療するためには、
レーザー装置を安全かつ的確に操作するためのトレーニングが必要です。
もちろん当院のスタッフは、レーザーのトレーニングを受け、
安全にレーザー治療を行うことができますので、ご安心ください。
Q.レーザー治療に副作用はないの?
A. 結論から申しますと、レーザー線を歯や歯ぐきに照射すること自体には、副作用はありません。
電気メスとレーザーの決定的な違いは「身体に電気を通すか通さないか」です。
レーザーは身体に電気を通しません。ですから、心臓に持病をお持ちの方やペースメーカーを使用されている方、
高血圧の方、妊娠中の方でも安心して治療を受けていただくことができます。
しかしながら、ごくまれなケースではありますが、光アレルギーや光過敏症の方は残念ながら適応外となります。
まずは当院にご相談下さい。その上で治療に望むことが大切です。
Q.放射線のような有害性はないの?
A. レーザー線は放射線とは全く違う光ですので、心配はいりません。
したがって、レーザーを繰り返し使うことで、身体に有害な影響がでることはありません。
また、レーザー線は「光ファイバー」というとても細い導光ファイバー(200μ~600μ)
を通って患部に照射されます。
ですから、患部以外の部位に影響のでないよう治療することができるのです。
さらに、この細い光を利用し、歯の根っこの治療(根管治療)など、細かい治療にも使うことが可能です。
Q.レーザー治療は一度行えば一生有効ですか?
A. レーザー治療はむし歯や歯周病などをほとんど痛みを伴わずに、
治療・予防することのできる優れた治療方ですが、残念ながら、一生有効という治療方法ではありません。
レーザー治療で歯や歯ぐきをどんなに強化しても、日々の歯磨きなど歯のお手入れを怠ってしまうと、
お口の中は再びむし歯や歯周病にかかりやすくなってしまいます。
ですので、定期的にレーザー照射をして、むし歯菌や歯周病菌を少ない状態に保つ必要があります。
レーザー治療の期間・必要性は体の状態、口の中の状態など、人によって様々です。
まずは当院にご相談下さい。的確なアドバイスのもと、定期的な予防を心がけましょう。
レーザー治療は万能ではありません
様々な症例に対応できるレーザー治療ですが、万能な治療法ではありません。あくまでも治療法の1つであり、対応しない症例もあります。また治療可能だとしても、他の治療法が適している場合もあります。
私たち堤洋之歯科医院では総合的な診断を行い、その症例に最適な治療をご案内しています。
現在当院で導入しているレーザー治療
●エルビウム・ヤグレーザー
1996年から使用されており、現在でも幅広く使用されているレーザーです。無音・無振動で痛みが少ないので、麻酔の必要性も低くなっています。
●CO2レーザー NEW!
炭酸ガスを利用した気体レーザーです。エルビウム・ヤグレーザーと同じく無音・無振動で少ない痛みであるに加え、生体に対して最も安全と言われているレーザーです。
発振効率が高く高出力で、その波長が水の高吸収帯にあるため、エルビウム・ヤグレーザーに比べ生体での吸収率が高く切開・蒸散能力に優れています。
※どちらのレーザーで治療を行うかは、症例ごとに適切に判断させていただきますのでご安心ください。






